大人の教養とは?
著者池上彰氏の7科目のエッセンスを講義形式で解説された著書。
私が求めていた内容とは異なるものの、あらゆる角度から現代の教養を考えたものである。
例えば経済学「経済学が生まれ、経済学者が新しい理論を作ることによって世の中が動いていく。」私たちが生きている世の中の仕組みを知るためには、経済学を学ぶ必要があると話しています。しかし、時代によって経済構造が変わってくると、経済学も変わる時代なので、経済学には新しい理論が求められています。
そこで最近の経済学では「行動経済学」というものが注目を集めているそうです。行動経済学とは、人間の心理的なふるまいを組み込んで経済現象を分析する学問のこと。
例えば松と梅なら梅を選ぶのに、松竹梅とあったら竹を選ぶ。これは理論的ではないので、従来の経済学では説明できない。今までの主流の経済学は、理論的な計算に基づいて行動する「合理的経済人」を前提としていた。すなわち、人間は決して理論的な計算に基づいて冷静に行動しているわけではない。感情や心理が経済活動に大きな影響を与えているそうです。
おとなの教養とな何か?
行動経済学を掘り下げるのか、あるいは、どのような感情や心理状態の時に大きな影響を与えるのかといった事を探るのはあなた次第ではないでしょうか?
正直この本で教養を身につけた気にはならなかった。しかし、おとなの教養探しのヒントを得た様な気がします。いつかこのブログで私なりの答えをお見せできる日が来る事を祈り筆を置かせて頂きます。